ドングリのみわけ方

シーズン:10月〜12月


 実りの秋は、虫や小動物たちにとっても、同じこと。ドングリがたくさんなった年は多くの生きものがその恵みを喜んでいることでしょう。

 ドングリのなる木のなかまは、ナラ類とカシ類に大きく分けられます。

 冬に葉の落ちる落葉性のものがナラで、コナラ、ミズナラ、クヌギ、アベマキ、カシワなど。

 冬にも葉をつけている常緑性のものをカシとよび、シラカシ、アラカシ、アカガシ、イチイガシ、ウラジロガシ、ウバメガシなどがあります。

 しかしほんとうはドングリのぼうし=殻斗の形や特ちょうで区別します。ぼうしがうろこ状またはイガ状のものがナラで、横にすじが入っているのがカシのなかま。そうするとウバメガシは常緑ですが、ナラの仲間ということになりますね。

 そのほか、シイと名のつくものは実がそのままで食用になるものです。

 カシやシイは、ナラに比べて暖かい地方の木です。コナラやクヌギは、日本がいまより寒かった時代に多かった木です。それを人間が利用することで、残ってきました。同じドングリでも、カシやシイの森とコナラやクヌギの林ではそこにくらす生きものもちがっています。

 虫などの生き物との関係をみると、コナラやクヌギの林にはたいへん多くの生き物が生活しています。林と生き物との関係性が、人間が関わることで維持されてきたということもできるかもしれません。


ドングリを食べる動物

 ゾウムシのなかまはまだ若い実に穴をあけて中に卵を生みつけます。

 かえった幼虫はドングリを餌に育ちます。拾ったドングリをほっておいたら、白い小さなイモムシがぞろぞろ出てきたこと、あるでしょう?

 リスやネズミ、ムササビなどの小さなけもの、カケスのような鳥もドングリをえさにしています。これらのけものや鳥は、ドングリをすぐに食べないで、土の中や木の穴にためておく習性があります。

 土に埋められて、そのまま忘れてしまったら? 次の年には小さな芽が顔を出すかもしれませんね。そして何年か後には、ドングリが実るようになるかもしれません。


ドングリを調べてみよう

ドングリの形や殻斗(ぼうし)でドングリを調べることができます。カシの仲間はよく似ているので、葉っぱで区別します。

ドングリ図鑑(身近なドングリ10種類の図鑑です。少し重いです)

ドングリのけんさく表(PDFファイルです。ご覧になるにはAdobe Acrobat Reader(TM)が必要です)


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