ところが今は、みんながエネルギーをたくさん使うようになりました。家の中には電気製品がいっぱいあります。夏も冬もエアコンで快適な生活が送れるようになりました。道路は自動車であふれかえっています。
みんなが便利で楽しい生活を送ろうとすると、それだけたくさんのエネルギーが必要になります。そのエネルギーのもとは、さっき言ったように石油や石炭や天然ガス、そして原子力です。
石油や石炭、天然ガスのようなエネルギーを、「化石エネルギー」といいます。大昔の植物や動物の活動でできたエネルギーが、地下にためられたものだからです。
原子力発電の話は後でするとして、電気を使うときには、たくさんの化石エネルギーを燃やしています。たくさんの自動車が、ガソリンやディーゼル燃料を燃やして走っています。
するとたくさんの「炭酸ガス(二酸化炭素)」が出てきてしまうのです。炭酸ガスは、炭素の含まれているものを燃やすと発生します。人間や動物が呼吸をするときにも出てきますね。いま、炭酸ガスがどんどんふえて、地球の大気が変化してしまうほどなのです。どうも炭酸ガスはおふとんのように、熱を閉じこめてしまうらしいのです。これが「温室効果」です。そして、温室効果によって地球の温度がだんだん上がり始めているようなのです。このままでは地球が暑くなってしまう! これが「地球温暖化」です。
炭酸ガスだけでなく、酸性雨や大気汚染のもとになる有害なガスもいっしょに出てきて、木が枯れてしまったり、アレルギーのような病気の原因になったりしています。
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●たいへんだ、島が海にしずんじゃうぞ!
炭酸ガスがこのままふえていくと、どうなるでしょうか? 南極や、アルプスやヒマラヤのような陸地にある氷がとけて海に流れ込むから、海の水がふえることが考えられます。それだけでなくて、温度が上がると海の水がふくらんでふえるということもあります。だから海に近い低い土地は、海にしずんでしまいます。とくに赤道に近いところにあるサンゴ礁の島の人たちは、島がなくなくなるかもしれないと心配しています。
それだけではありません。地球温暖化によって、台風や大雨の被害が大きくなるといわれています。気候が変わって植物が枯れたり、それまでの作物とちがうものを作らなくてはいけなくなったり、いろいろな問題が起こってくるのです。
●石油は一体どこからくるの?
テレビを見られるのも、ゲームができるのも、コンビニでいつでもあたたかいお弁当を買えるのも、自動車に乗って好きなところに行けるのも、考えてみれば、みんな石油のおかげ。私たちは石油のおかげでこんなに「便利な」生活ができます。でも、その石油は、どこから来るんだろう?
日本では石油はとれません。昔は少しとれたのですが、使い切ってしまい、いまでは石油はほとんど中近東(アラビア)から大きなタンカーで運ばれてきています。タンカーが事故を起こして、海が汚れて、水鳥が死んでしまったり、魚がとれなくなったりすることもあります。
その石油も、いつかはなくなるといわれています。そうしたらみんな、昔の生活に逆戻り?
そんなことにならないように、私たちの生活を、エネルギーのことをもう一度よく考えてみましょう。
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