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「総合学習 調べてみよう!使ってみよう!自然エネルギー」
藤井石根監修 小澤祥司・文 

第4巻「バイオマス=緑のエネルギー」では、植物や動物のもつエネルギーを利用する方法を学び、その賢い使い方を考えます。

総合学習 調べてみよう!使ってみよう!自然エネルギー


●しぜんの力で発電機を回す
 いま、電気を起こすには石油や石炭を燃やして発電機を回したり、原子力でお湯をわかしてその水蒸気の力で発電器を回しています。
 ヨーロッパでは、粉をひいたり、水を汲み上げたりするのに昔から風車が使われていました。回す力があればいいのですから、風の力でも発電機を回すことができます。これが、風力発電です(写真)。日本でも東北や北海道など風がよく吹く場所で、風力発電の設置がふえてきています。

(右)国産の中型風車
(下左)衣川村ふるさと自然塾のクロスフロー風車
(下右)国産の小型風車

いろいろな風車の写真を見る

 一方、日本のような水が豊富な場所では、水車が使われてきました。この水の力も発電に利用できます。大きなダムをつくって発電するのではなく、小さな流れや落差がある場所でも水の力で発電機を回すことができます。これを、小型水力とか「マイクロ水力」と呼んでいます。水力発電は風や太陽光と違い、水が流れている限り、安定して発電してくれるという特長があります。
 波の力を利用して発電する波力発電も研究されています。
 水や風や波も、もともと太陽のエネルギーから変わった「
しぜんエネルギー」で、つきることなく、くりかえし使うことができます。
 このほかに忘れてはいけないしぜんエネルギーがあります。生物のエネルギーです。これを「
バイオマスエネルギー」といいます。昔から使われてきた「まき」とか炭も、今ふうにいえばバイオマスエネルギーということになります。後で説明するように、牛や豚のウンチから、メタンガスをとって使うこともできます(メタンガスは天然ガスの主な成分なんだよ)。
 バイオマスエネルギーは、もともと植物が太陽のエネルギーを使ってつくったもの。石油や天然ガスの代わりに、バイオマスエネルギーを燃やして発電することができます。

●太陽電池のしくみ
 太陽のエネルギーを直接電気に変えるのが、「太陽電池」です。図のように、光が当たると電気が流れる「光電効果」というしくみで、電気をつくっているのです。これまでは、発電機を回転させて電気を起こす方法を説明してきましたが、太陽電池は回転するところはありません。だからうるさい音もしません。
 太陽の光は日本中いや世界中に降り注いでいます。だから日当たりの良い場所ならどこでも太陽電池で発電することができます。ただし、夜や天気の悪い日には使えません。


 太陽電池を屋根に設置して、発電している家も少しずつふえてきました。みなさんのまわりではどうですか?

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