コオロギ・バッタの楽園はどこだ?

シーズン:夏の終わりから秋


 秋はとびはねる虫たちが目立つ時期でもあります。鳴く虫の代表コオロギ、草原のバッタたち。昔から子どもたちの遊び相手でしたね。コオロギ類は、石の下や枯れ草の下などにすんでいます。植木鉢やプランターをどけてみると見つかるかもしれません。
 バッタのなかまは畑のまわりや川原など草はらにすんでいます。丈の高い草原、低い草原、草があまり生えていない川原のような場所など、種類によってすみ分けています。都会では草はらそのものが少なくなってしまったので、さがすのが難しいかもしれません。公園の芝地のように短く刈り込まれてしまったところにはあまりいません。
 もう一つ大きなグループがキリギリスのなかま。キリギリス、ウマオイ、クツワムシなど、体がたてに平べったいのが特徴です。よく茂った草原や木の茂みなどにくらしているものが多いです。キリギリスは秋の虫というより夏の虫のイメージですね。肉食のものは前足にとげがあります。
 この仲間のもう一つの特徴にひげ(触覚)があります。キリギリスやコオロギのように主に夜活動するものは、ひげが長く、バッタのように昼活動するものはひげが短いです。よく観察してみましょう。
 近ごろ都会の夜の喧噪に負けないくらい大きな声で鳴いているのが、アオマツムシ。コオロギのなかまですが、木の上にいるので、頭上から降るような合唱が聞こえてきます。外来種で、街路樹や庭木ぞいに分布を広げています。このアオマツムシがいるところでは他の秋の虫を楽しむどころではありません。幸いアオマツムシはあまり夜遅くまでは鳴いていないようですが。


コオロギやバッタをよぶには

 コオロギは庭や公園、学校の校庭など、都会でも比較的なじみ深い虫です。でも、声は聞こえてもなかなか姿は見えません。茂みの中や、石の下、枯れ草の陰に隠れているからです。
 逆にそういう場所をつくってやると、コオロギは喜んですみつくようになります。
 刈ったあとの草を積みあげておいたり、石や枝を積んだり、木の根もとなど草を少し刈り残して茂みをつくっておくことです。プランターや植木鉢の下もコオロギのすみかになります。
 バッタはどんなところが好きでしょう。ちょっとした空き地や広場の草はらを、芝生だけにしないでいろいろな植物がはえるようにし、あまり短く刈り込まないで、たけの高い草はらをつくってやるといいでしょう。ただし、トノサマバッタやクルマバッタなどあまり草の生えていない荒れ地や畑を好むバッタもいます。
 キリギリスは、たけの高い草はらから低い草はらまで種類によってすみ分けています。林の縁の茂みにはキリギリスのなかまのアシグロツユムシやクツワムシ、ハヤシノウマオイなどがすんでいます。


鳴く虫をさがしてワークシートに記入してみよう

 虫の鳴き声をさがしたら、どこでどんな声がしたか、聞こえた声をワークシートに記入してみましょう。ワークシートはこちらにあります。


コオロギ・バッタをさがしてみよう(図鑑になっています)

身近なコオロギのなかま(約150k)
身近なバッタのなかま1(約140k)
身近なバッタのなかま2(約140k)
身近なキリギリスのなかま(約140k)



関連サイトへのリンク

虫の音World
http://www.asahi-net.or.jp/~un6k-hsmt/
静岡県藤枝市周辺で撮影・録音した鳴く虫の世界。コオロギのなかまが充実しています。Real Playerで楽しめます。


もくじいきものたんけんめだかネット|学校しぜん園|しぜんエネルギーエコリンク