カブトムシの見つけ方・飼い方

シーズン:7月〜8月


 カブトムシをさがそう

 夏の王者カブトムシは、どんなところにすんでいるんだろう? 

 林と畑や田んぼがまじりあっているような場所が、あったら、カブトムシがいるかもしれない。

 とくに、ぞうきばやしといって、昔はまきや炭をつくるために木を育てていた林には、カブトムシの集まるみつ(じゅえき)の出る木がたくさんある。カブトムシは昼間は落ち葉の下や木の穴などにもぐり込んでいて、夜や明け方にじゅえきを飲みにやってくる。じゅえきの出ている木を見つけたら、夜や明け方にもう一度来てみよう(夜は大人の人といっしょに来よう)。









 雑木林にかこまれた田んぼや畑。

 こんな場所にはカブトムシがいるかもしれない。

 じゅえきの出ている木をさがしてみよう

 じゅえきのよく出る木は、コナラやクヌギ。どちらも雑木林に多い木だ。ほかにも、クリやヤナギの仲間がある。田んぼのまわりや長い間お米を作っていない田んぼのあとに、ヤナギの木が生えていたら、調べてみよう。

 じゅえきの出ていると、あまずっぱいようなにおいがする。昼間はカブトムシはいなくても、カナブンやジャノメチョウ、アブなんかが集まっている。スズメバチがいることもあるから気をつけよう。

 カブトムシは、だんだん夏も終わりに近づくにつれ、昼間にも活動するようになるみたいだ。ただ、夏の終わりにはメスは少なくなる。

クヌギのじゅえきに集まるカナブン


 カブトムシの飼い方

 カブトムシを飼うのはそんなにむずかしくない。ペットショップやホームセンターに行くと、飼育セットを売っているので、それを買ってくるのがいちばんかんたん。たいてい、プラスチックの飼育ケースと、飼育マット(くさらせた落ち葉−ふよう土−や、くち木のフレーク)、とまり木、みつ入れ、みつやゼリーなどのえさがセットになっている。

 飼育ケースがあれば、林からふよう土やかれえだを拾ってきて入れてやってもいい。ただ、一度広げて日光に当て消毒した方がいいようだ。そのとき、ミミズやムカデなどがいれば取りのぞいておこう。

 ふよう土や飼育マットは必ず湿らせてから入れよう。ふよう土や飼育マットの厚さは、カブトムシが十分もぐれるくらい。10cmあればだいじょうぶ。

 太めの枝をとまり木として入れてやると、カブトムシが休む場所になる。

 一つのケースにカブトムシをたくさん入れすぎると、ケンカしたりして弱る原因になる。中くらいの容器で3匹から4匹ぐらいにしよう。置き場所は外でいいけど、日があたらないところに。雨が直接当たるところもよくない。

 えさは店で売っているみつやゼリーのほかに、リンゴやバナナなど、くだものでもいい。ただし、スイカのように水分の多いものは、カブトムシがおなかをこわすそうだ。

 えさは入れっぱなしだとくさったり虫がわくので、そのままにしておかないで、きれいにそうじしてあげよう。

 マットがかわいたら、きりふきでしめらせてあげること。


 たまごをうませてよう虫を育てよう

 オスとメスをいっしょに入れておくと、こうびをして、メスはマットの中にもぐり込んでたまごをうむ。たまごからは10日ぐらいでよう虫が出てくる。

 よう虫はくさった落ち葉やくずれた木を食べて育つんだ。成虫になるまでに、どんぶり3ばいも食べるんだって、本に書いてあったけど、実際に飼ってみると、もっとたくさん食べるような気がする。

 よう虫を育てるには、売っているくち木フレーク(カブトムシマット)を使うと、お金はかかるけど簡単だよ。秋になるとペットショップには置いていないことが多いので、夏のうちに多めに買っておくか、注文して取り寄せよう。

 1. くち木フレークをバケツに入れて水を加えてかきまぜる。少ししめっている程度で。

 2. 容器はアクリルの飼育ケースでOK。3分の2ぐらいまでしめらせたフレークをぎゅうぎゅうつめて、よう虫を入れると、自分で中にもぐっていくよ。

 (発泡スチロールのトロ箱で飼ったら、箱までかじられて困った。なるべく固い容器がいい)

 3. きりふきでときどき表面を湿らせてやろう。ただし、あまりびしょびしょにすると、よう虫が死んでしまうよ。

 4. フンがたまってきたら、くちきフレークを入れかえよう(使い終わったフレークは草花の肥料になるよ)。

 置き場所は、玄関先やガレージなど雨の当たらない場所で、凍らないところ。暖かい室内で育てると冬も活動し、早く成虫になってしまうこともあるようだ。

 ふよう土やくさった木を使う場合。マツやスギのような針葉樹は使えない。クヌギやコナラがいい。中に虫がいるので、広げて日に当ててから使う(電子レンジでチンするといいそうだ)。できれば細かくするために、ミキサーにかけるとよい(お母さんにおこられないように!)。

 春、おなかをすかせた幼虫たちはまた活動を始める。暖かくなるにつれて、たくさんえさを食べ、さなぎになる準備を始めるんだ。だいたい5月の半ばから終わりごろには、よう室という部屋をつくって中でさなぎになって、動かなくなる。
まず前ようになり、それから皮をぬいで、成虫のかたちのさなぎになるんだよ。だいたい一月から一月半ぐらいで、カブトムシの体ができあがってくる。するといよいよ羽化(うか)だ。

 さなぎになってからは自力でカブトムシが出てくるまで容器を動かさないようにしよう。でないと、成虫になれなかったり、けがをしてしまう。カブトムシは夜はい出して飛んでしまうので、容器にはきちんとフタをしておこう。上に網をかぶせておいたり、容器ごと風通しのよい小屋に入れておくのもいいね。

 では健闘を祈ります。
 カブトムシの一年をみてみよう


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