シーズン:7月〜8月
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夏といえば、セミの声。あなたの家のまわりにはどんなセミが鳴いていますか。日本には32種類のセミがいるそうですが、沖縄や離島をのぞく日本の平地で夏に鳴くセミは、ニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの6種類です。 このうち、クマゼミは東北や北海道にはいません。北海道や東北にはエゾゼミ、コエゾゼミという種類がすんでいます(その他の地方でも山地では鳴いています)。
セミは種類によって、少しずつ好むかんきょうがちがっているようです。大木の林が好きなミンミンゼミは、古いお寺や神社などに多く、木のよくしげった大きな公園にもいます。ヒグラシはしめったスギ林を好みます。ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、アブラゼミは同じような環境にいますが、アブラゼミ以外は市街地では少なくなります。乾燥化に強いクマゼミが関西地方を中心に市街地で勢力を伸ばしています。クマゼミはもともと西〜南日本のセミでしたが、最近では横浜や東京あたりでも声を聞くようになりました。
下草が刈られると地表が乾燥し固くなること、安全な羽化場所(葉の裏など)までの距離が長くなることなどから、管理された公園など都市部では大型の力の強いセミが有利になるのではないかと考えられます。
6種類すべて見られるような場所は、豊かな環境があるといえます。しかしクマゼミがもともといなかった地方では、クマゼミがいたら都市化が進んでいる証拠かもしれません。都市部でも古い公園や大きなお寺などがある場所ではミンミンゼミがいることでしょう。逆にニイニイゼミが見つかれば、雑木林など農村・里山の環境が残っているのかもしれません。
セミの鳴く時期
セミといっても、みんな真夏に鳴くわけではなく、ハルゼミは4月〜6月に鳴くし、ツクツクボウシは、10月まで鳴いている年もあります。夏のセミのうち、いちばん早く鳴き始めるのは、ニイニイゼミです。関東地方でも、早い年には6月の下旬から鳴き始めます。ヒグラシも、同じころから鳴き声が聞かれ始めます。
その他のセミは梅雨明け(7月下旬)のころから鳴き始めますが、とくに8月に入ってから、やかましく鳴くようになります。ツクツクボウシは8月後半に入ってからが多く、夏の終わりを告げるセミといってよいでしょう。
セミの鳴く時刻
セミの鳴く時刻も種類によって少しずつちがいがあります。
ニイニイゼミは一日中鳴きますが、夕方近くにいちばんよく鳴きます(街灯の近くでは夜も鳴くことがあります)。ヒグラシは、明け方と夕方に鳴きますが、夕立の前などでうす暗くなると昼間も鳴くことがあります。クマゼミは、だいたい午前中だけ。アブラゼミはほぼ一日中鳴くが、夕方がいちばんよく鳴き、都会では夜も鳴いていることがあります。ツクツクボウシも一日中鳴くが、午前中と夕方の二回ピークがあります。ミンミンゼミは朝よく鳴き、夕方はあまり鳴きません。
みなさんのまわりではどうでしょうか? セミの鳴く時刻を調べて、グラフにしてみてはいかがですか。