シーズン:7月〜8月
幼虫が歩いていたら
夏の夕方、公園や林では、土の中からはい出したセミの幼虫が羽化の場所をさがして地面を歩いているのが見つかるかもしれません。
しばらく見ていると、幼虫は近くの木や草にのぼって、羽化の準備に入ります。セミの幼虫は動きも遅く、とても弱々しい感じがします。実際この時強くつかんだりすると、羽化がうまく行かないこともあります。手を出さずにそっと見ていましょう。
やがて暗くなると羽化が始まります。羽化には時間がかかるので、場所を確認してから、一度家に帰って夕食をすませてから観察してもいいでしょう。できれば赤いセロファンを懐中電灯の前にかぶせて、光を直接当てないようにしましょう。
やがて、背中が割れ、成虫がでてきます。初めは白っぽいからだで、羽も短いのですが、つかまって羽をのばし、だんだん色も濃くなっていきます。翌朝には飛べるようになります。羽化したセミはすぐには鳴かず、何日かたってから鳴き出します。セミの命は一週間と言いますが、本当はもう少し生きるようです。夏は身近な不思議=セミの羽化の観察に、ぜひ挑戦してみましょう。