空中の貴婦人? 秋の大きなクモ

シーズン:9月〜11月


 秋になると、林の中や家のまわりなど、大きなジョロウクモが巣を張っているのをよく見かけませんか? 巣の真ん中にいるのはメスで、栄養をたくさんたくわえて、卵を生むために大きなおなかをしています。ではオスはどこにいるのでしょう。巣をよくさがしてみてください。巣の回りの方に、小さなクモがいませんか。それがオスです。オスは一匹だけとは限りません。もちろんいないこともあります。
 水田や林のそばの水路などでは、ナガコガネグモというクモが巣を張っているのがよく見られます。

ジョロウグモのメス。おなかが赤いのがとくちょう。木の枝やアンテナなどを使って、高い場所に巣を張る。 ナガコガネグモは、水田の回りなど、水辺に近いところに多い。巣には上下に白い飾り線が入る。


どんなところに巣を張るのか

 ジョロウグモは比較的高い場所に巣を作ります。ナガコガネグモは、どちらかというと低い場所に巣を作ります。
 風通しがよく、餌になるこん虫が通るところがクモには絶好の狩り場です。条件がいいと、いくつもの巣が張られていることがあります。クモがたくさんいるところは、虫もたくさんいるところなのです。 ジョロウグモは乾燥した場所でもくらしていますが、ナガコガネグモは湿り気のあるところが好きです。そういう意味では、両方いるところは、より自然度が高そう。いろんなクモのくらせる環境は、やはりいい環境だといえるでしょう。人間にはどうでしょうか?


クモの巣をゆすってみよう

 そっと巣に近づいて、巣をゆすってみましょう。乱暴にゆすると、クモは逃げてしまいますが、上手にゆすると餌が引っかかったと思って、近づいてきます。ちょっとスリルのある遊びです。


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